水疱症
水疱性類天疱瘡
比較的大きく疱膜の丈夫な緊満性水疱が多発しますが、軽度で済む場合が多いです。全身状態はおおむね良好ですが、内臓悪性腫瘍を合併することがあります。ご高齢の方によくみられますが、若い人にも発症します。
治療について
ステロイド内服を行いますが、徐々に減量していくことが重要です。免疫抑制薬などの併用療法も有効です。ご高齢の患者さまが多いため、脱水や低栄養、二次感染に注意します。
落葉状天疱瘡
非常に破れやすい弛緩性の小水疱が乾燥して葉状の鱗屑となり、次々と剥離します。顔面、頭部、背部、胸部などに好発します。進行して紅皮症になることもあります。粘膜病変はみられません。中高年の方に多い疾患です。
天疱瘡
水疱性類天疱瘡
落葉状天疱瘡