脈菅系腫瘍
血液成分の腫瘍/血管奇形
毛細血管拡張性肉芽腫/毛細血管奇形
皮膚の毛細血管の拡張により生じます。産まれたときから存在し、境界がはっきりとして隆起しない紅色斑です。基本的に自然消退はせず、加齢に伴って色がやや濃くなります。肥大性ポートワイン母斑とも呼びます。
治療について
色素レーザー療法が第一選択で、早期治療がベストです。ほか、カバーメイクアップが用いられています。
血管奇形
血管腫
乳児血管腫
乳児の約 1%にみられ、生後まもなく顔や腕に赤いあざが生じます。徐々に拡大し、3~6ヶ月で赤く軟らかい隆起性の腫瘤を形成します。イチゴを半分にして皮膚に置いたような外観です。学童期までに大部分が消えますが、軟らかい瘢痕(あと)が残ります。
治療について
従来は経過観察が主流でしたが、自然消失のあとに瘢痕が残るため、近年では発生直後から色素レーザー療法を行っています。できた場所や状態によっては、積極的な治療が必要な腫瘍です。
血液成分の腫瘍
血管腫